NHKドラマ『富士ファミリー』が笑って泣ける・・・!
正月も三日目を迎えると、おせち料理も飽きてくるなあ~って
昔、「おせちもいいけど、カレーもね!」とククレカレーのCMで歌ってたみたいに(知ってる人、おらんやろな~?)、レトルトカレー食べてます。(時たま食べるとおいしいよね!)
家でゴロゴロのお正月、なんか面白いドラマないかな~って見たのが
1月2日にNHKで放映された『富士ファミリー』
雄大な富士山の間近に構える、レトロな店構えのコンビニ(?) を舞台に繰り広げられえる、ユニークな家族の物語なんだけど、出演が、薬師丸ひろ子、小泉今日子、片桐はいりという、『あまちゃん』ファミリーってだけで、なんだか面白そうな予感!!
それに、脚本があの『すいか』で有名な木皿泉さんではないですか!
(あの時も、小泉さん、片桐さん、高橋克実さん出てましたね!)
もう、わくわくがとまりません!
ストーリーは、幽霊となって出てきた小泉今日子さん扮する、次女の「ナスミ」が、叔母で75歳の老婆(?)「笑子」を演じる片桐はいりさんの前に現れるところから始まります。(それにしても、片桐さん、老婆役がハマりすぎ!!)
そこで、ナスミは、自分が生前に書いた一枚のメモを取り出すように、笑子に命じます。そのメモが、その後、富士ファミリーの面々の運命を左右することになるのですが・・・。
それにしても、富士ファミリーの家族構成が不思議・・・
ナスミの姉の鷹子(薬師丸ひろ子さん)、なぜかいまだに同居しているナスミの夫・日出夫(吉岡秀隆さん)に姉妹の叔母の笑子(片桐はいりさん)と住み込みのお手伝いさんカスミ(中村ゆりかさん)・・・と、血縁関係が薄い人たち・・・。それと、嫁にいった三女(ミムラさん)
でも、みんなで協力して、和気あいあいと、お店を切り盛りしています。
一見、平和そうに見える富士ファミリー、でも、
しっかり者の長女・鷹子は、まるで年中行事のように、彼氏の雅男(高橋克実さん)から20回もプロポーズされながらも、店のことを思い結婚に踏み切れず・・・
元夫の日出夫は、若い彼女(仲里依紗さん)に、突然、「子供が出来た!」と言われてあたふたしたり・・・
お手伝いのカスミは、勝手に家を出てきた曰くありげな少女だったり・・・
そんな彼らを、幽霊のナスミは、微笑ましく見守ります。
そこで、出てくるのが、ナスミが残したメモ!
鷹子へは・・・「懐中電灯」。
そこで、彼女は、懐中電灯を手に、彼のアパートに夜飛び込むことを決意します。
日出夫へは「光太郎」(生まれてくる子供の名前?)
カスミは「ケーキ」(家族と和解)
このメモをきっかけに、彼らは、今までぶち破れなかった自分の殻を脱いで、幸せへの切符を手にすることになります。
何が、感動するって?
死んでもなお、家族を思いやるナスミの優しさとか・・・
それに、役者さん、みなさん芸達者というか・・・
薬師丸ひろ子さんと高橋克実さん演じる熟年カップルが、若い人たちと全然違って、あんまり美しい絵とは言えないんだけど、しみじみとした落ち着きがいいですよね~。
それに、吉岡秀隆さんも、寅さんの甥っ子の時みたいに、優柔不断で頼りなさそうな雰囲気がはまってるっていうか・・・笑えます!
見逃した方は、NHKオンデマンドなどで検索してみてくださいね!